アパレルブランド立上げに関するQ＆A

これまで100件以上のブランド立上げ・成長に関する相談を受けて来た経験から、個人がゼロからブランドを立ち上げる際に、よく聞かれる質問や、事前に知っておいた方が良いと思う内容をQ＆A形式にして解説致します。

Q.アパレルブランドを立ち上げたいのですが、まず何から始めればよいですか？

Q.仕事を続けながら自分のブランドを立ち上げたいのですが、可能ですか？

Q.仕事をしながらブランドを立ち上げ、ECのみで売上を立てて行きたいのですが、可能ですか？

Q.将来自分のアパレルブランドを立ち上げたいのですが、何を学んでおいた方が良いですか？

Q.アパレルブランドってどんな人達が立ち上げているのですか？

Q.アパレル起業は一人ですべきでしょうか？それとも仲間を探すべきでしょうか？

Q.これからのアパレルブランド起業に必要な事とは何でしょうか？

A.以下の3ステップから始めてみましょう！

①起業する目的を決める

まずは、自分のやりたい事や挑戦してみたい事を明確にしましょう！

②資本金額を決める

最初に発生する費用はいくら必要になるのか、そして月々いくら位費用が発生しそうか、そして何か月後にいくらの売上を獲得すべきかなど、自分の経営環境から資金のシミュレーションを行い、必要な資金の額を見積もってみましょう！詳しくは以下のページを参照下さい。

>>参考：アパレルブランド立ち上げに必要な資金額っていくら？

③起業する日（ブランド立上げ日）を決める

自分に必要な資金額を見積もったら、あとはその資金額を貯める日を決め、その日を起業日、すなわち自分のブランド立上げ日として、行動を開始しましょう！

A.アパレルブランドを立ち上げる事自体は働きながらでも十分に可能です。ただし、事業として成長させる為にはどこかのタイミングで本業として一本でやって行く覚悟が必要です。

これまで、数百ブランドと接してきた経験からすると、成長しているブランドはほぼ全員が、最初から本業（プロ）として自分のアパレルブランドを立ち上げ、自分のブランドにフルコミットしています。逆に成長出来ていないブランドほど、別の仕事やアルバイトを掛け持ちしている傾向にあります。

ただ、【マーケティング・事業計画の策定】や【商品の企画】などにおいては、他の仕事やアルバイトをしながらでも十分に可能です。むしろ、このような事前の準備に関係する事項については、現在のお仕事を続けながら計画を練った方が良いでしょう。しかし、売上を成長させて行くには、ECサイトの小まめな改善やプロモーション活動、販売イベントへの出店、合同展示会への出展等が必要になり、かなりの時間を要するため、ほぼ全ての時間を自分のブランド事業に充てないと成長は難しいと思います。

A.無理とは言いませんが、かなり厳しいです。

最初からECのみで売上を立てられる人は、本業（プロ）として自分のブランドを立ち上げた人達の中でもかなりの少数しかいません。つまり、プロでも最初からECだけで十分な売上を獲得する事は非常に難しいのです。

自分のブランドが成長するケースを簡単に説明すると、

①ブランドを立ち上げ商品を作る

②テストマーケティングを行う（販売イベント等を通じて、顧客（市場）から様々な声（ニーズ）を収集し、自分のブランドの顧客像（ペルソナ）を明らかにする）

③自分のブランド及び商品をアップデートする

というサイクル、特に②③のサイクルを繰り返す中で、「どんな人に、どんな商品を、いくらで売れば売れるのか」が少しづつ分かるようになり、販売イベントでも少しづつ売上が伸びて行き、それに比例してECサイトの売上も伸びて行きます。

最初からECのみに販路を絞って活動しても、自分のブランドの顧客像や、顧客のニーズを把握する事が出来ず、いつまで経っても売上が伸びないという負のサイクルに陥ってしまうのです。

事業は「顧客を理解出来るようになった」時から大きく成長します。したがって最初はECに販路を限定せず、販売イベント等を通じて顧客（市場）の声（ニーズ）に真摯に向き合うようにしましょう！

A.どのようなブランドを、どのような製造体制で立ち上げたいのかにもよりますが、自分のアパレルブランドを立ち上げた後に、事業をスムーズに進めて行くという観点からは、最低限以下の3つの知識とスキルを習得しておく事をおススメします。

①デザインソフト（イラストレーター・フォトショップ）

②会計知識（簿記三級程度）

③マーケティング知識

A.アパレル業界経験者が独立されるケースが多いですが、昨今では異業種・未経験から自分のアパレルブランドを立ち上げるケースも増えています。

自分のアパレルブランドを立ち上げるパターンとしては、主に以下の4パターンがあります。

①アパレル経験者が独立

②ハンドメイド作家として始める

③インフルエンサーによるブランド立上げ

④異業種・未経験でゼロからのスタート

A.一人で起業する事をおススメします。

自分のアパレルブランドを立ち上げ、成長させるプロセスにおいては、日々沢山の決断をしていかなければなりません。自分一人であれば、自分で全ての方向性を決める事が出来ますが、仲間と起業した場合、その都度協議の上、意思決定を行っていかなければなりません。

例え自分が社長で最高意思決定者であったとしても、社長が全てを決めていては他のメンバーの意欲が低下し、辞められてしまう可能性が非常に高くなります。

一方、様々な事を仲間と協議の上決定したとしても、その都度何かを決めるのに時間がかかり、事業スピードの低下に繋がってしまいます。時にはあなたが社長だとしても、自分の意見が通らず不満に思う事もあるでしょう。

結果、2人以上の起業はほとんどのケースで、方向性の違いにより解散しています。

以上より、自分のアパレルブランドを立ち上げたいのであれば、一人で起業する事をおススメします。

A.以下の4点が非常に重要です。

①マーケティング設計（ビジネス視点を強く持つ事）

②ブランドとしての取組

③ブランドストーリー

④総合的ビジネス力

昨今のアパレルビジネスにおいては、デザインやカッコ良さだけでは売れません。

「SDGs」を大きなキーワードとして、ビジネス的な視点を強く持ち、ブランドとしてどのような取り組みを行い、どのようなストーリーを展開するのかという総合的なビジネス力が強く問われています。

特にアパレル業界では、新規ブランドのビジネス視点が弱い事が課題として挙げられ続けています。

これから自分のアパレルブランドを立ち上げたい方は、ビジネス視点を重視しましょう！特にマーケティングについて理解しておく事をおススメします。

プロダクトブランドチャレンジ では、マーケティング設計からブランド立上げ、商品企画、webサイト・ECサイト作成、プロモーション、販売イベント、展示会出展など、ブランドの立ち上げ～成長（月商200万円程度）までのプロセスをオールインワンサポートしています。

プロダクトブランドチャレンジでは現在、個人向けにアパレルブランドの立ち上げに関する無料相談（45分）   を実施しております。起業時の経営目標やロードマップ、スケジュールなど起業及び事業成長に関する様々な相談を受け付けておりますので、興味のある方は是非ご利用下さいませ。