アパレルブランドの具体的な立ち上げ方
(具体的アクションプラン)について解説

自分のアパレルブランドを立ち上げたいけど、まず何をどうすれば良いのか分からないと悩まれている方は多いのではないでしょうか。

ここでは、アパレルブランドの立ち上げから成長のプロセスにおける「具体的な」アクションプランについて「5つのプロセス」に分けて解説致します。

アパレルブランドの具体的な立ち上げ方

■アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス1:ブランド立上げ準備

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス2:ブランドスタート

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス3:オリジナル商品の開発・製造

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス4:プロモーション(情報の発信)

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス5:販売実践(売上を拡大させる)

■まとめ

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス1:
立ち上げ準備・

それでは、まずアパレルブランドの立ち上げ準備段階で実施すべき事項について解説します。立ち上げ準備段階では以下の事項を決定しておきましょう。

■ミッションの決定

アパレルブランドの立ち上げ準備としてまずミッション(ブランド立上げの目的・ブランドの存在意義・使命)を決定しましょう。ミッションはブランドビジネスの土台となる非常に重要な概念です。なぜ自分はこの事業を立ち上げたいのか?について最初にしっかりと考えを整理しておきましょう。

■ビジョンの決定

ミッションでアパレル事業の立上げ目的を決定したら、次はアパレル事業の目標(ビジョン) を設定しましょう。ブランドが成長し、少し先の未来において(5年後、10年後など)どうなっていたいかという目標を設定します。

■バリューの決定

さらに、ミッション(目的)からスタートし、ビジョン(目標)に到達する成長プロセスにおいて、重要な価値観や考え方(バリュー) を決定しましょう。

■ブランド基本事項の決定

ミッション・ビジョン・バリューという事業の土台となる重要事項を決定した後は、ブランドの基本事項を決定してましょう。ブランドの基本事項では以下の事を決定しましょう。ブランドの基本事項はミッション・ビジョンと整合するように決める事で、ブランドの世界観が定まって行きます。

・ブランド名:覚えやすく検索しやすい名称にしましょう

・商品種類:出来るだけ在庫を持たないラインナップから始めましょう

・ストーリー:ミッションやビジョンと整合する共感性の得られるストーリーにしましょう

・ブランドロゴ:ただカッコ良いロゴでは無く、ロゴに意味を持たせましょう

・イメージカラー:カラーコードを調べて具体的なカラーを決定しましょう

など

■マーケティング設計

マーケティングはミッション・ビジョン・バリューを土台として、市場調査を行い、基本戦略を決定し、実行戦略(戦術)の詳細を決めて行きます。簡単に言ってしまえば明確なターゲットを設定し、ターゲットを基準としたモノづくり・価格決定・販路・広告宣伝を行う事を意味します。

アパレル事業を効率的かつ効果的に成長させるには、準備段階でマーケティング設計を最初にしっかり行っておいた方が良いですが、マーケティングの設計は曖昧で抽象的な要素が多く、やや難解な側面もあるため、マーケティング設計が困難である場合には、 最低限ターゲットを明確化しておく事だけはしっかりとやっておきましょう。

※マーケティング設計支援をご希望の方は以下のリンク先をご覧ください。

■アパレルブランド立上げ資金額の決定

こちらは、個々の状況・スキル・経験等により異なりますので一概にいくら準備しておけば良いとは言えません。少なすぎてもリスクが高いですし、逆に多すぎると良くないケースもあり、個人の環境によりケースバイケースです。とはいえ、参考となる情報が欲しいという質問をよく受けるので以下のリンク先に参考事例を紹介しております。

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス2:
ブランドスタート

アパレルブランドの立ち上げ直後に実施すべき具体的なアクションプランについて解説します。

■事業計画の作成

事業をスタートしたらまずは事業計画を作成しましょう。作成のタイミングは議論が分かれる所だとは思いますが、私はアパレル事業開始直前から事業開始直後のタイミングで作成する事をおすすめします。なぜならコストの発生金額等は、事業を開始してからでないと判明しない金額も多く、事前に全てのコストを見積もる事はなかなか難しいからです。実際に事業を行ってみると当初自分が想定していたコストの倍の金額が発生してしまったなんて事はよくあります。

また事業計画は、コストは出来るだけ具体的な金額を、売上は目標値を設定する事になりますが、売上の金額については初期資金額と毎月のコストを勘案して、いつまでにいくらの売上が「入金」されないといけないのかを考え決定しましょう。

事業計画は、作成していない事業者の方が多いですが、コスト削減意識や、具体的にいつまでにいくら位の売上を立てなければならないのかが明らかになるため、非常に重要です。事業計画は必ず作成するようにしましょう。

■活動拠点の決定

活動拠点については、自宅をベースとするパターンが多いです。自宅の住所をWEBサイトなどに公開したくないという方にはバーチャルオフィスというサービスなどがあるので調べてみましょう。

また、都心(東京など)では「創業支援施設」とよばれる施設が存在し、創業間もない事業者は事務所を借りながら、様々なサポートを受ける事が出来ます。創業支援施設には地方自治体が運営しているものと、民間企業が運営しているものがあり、地方自治体が運営している施設の方が事務所費が格安で、様々な支援を受けられる場合が多いです。しかし、地方自治体の創業支援施設に入居するには何度も入居審査・面談を受けなければならず、ある程度の事業実績が無いと入居出来ない傾向がありますのでご注意下さい。Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では創業支援施設の入居相談・対策についてもサポートしておりますので、興味のある方は お問合せフォームよりご連絡下さい。

■事業届の提出(個人事業)

事業を開始したら、必ず開業届と青色申告承認申請書を提出するようにしましょう。

■初期契約関係

アパレルブランド立上げ初期は以下の契約が必要になります。

・WEBサイトを制作する為のドメイン

・WEBサイト制作の為のレンタルサーバー

・銀行口座

・各種ソフト(イラストレーターやフォトショップなど)

■必要物の購入・環境整備

仕事がしやすい環境を整備しましょう。高スペックなパソコンや、外部モニタ、大きな作業机(180cm×90cm)があると仕事がしやすくなると思います。

■名刺作成

いったん仮で名刺を作成しておきましょう。イラストレーター等のソフトを契約しておけば簡単に作成する事が可能です。

■製造体制の決定・商品企画

予め製品を自製(自分で作る)するか、外注するかの製造体制は決めておきましょう。製造体制を決めたら商品企画を行い、商品イメージを明確化しておきましょう。

※アパレルブランド立上げ時のタスクサポートをご希望の方は以下のリンク先をご参照ください。

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス3:
オリジナル商品の開発・製造

アパレルブランドの立ち上げ直後のタスクを終えたら、実際にオリジナル商品の開発と製造段階に入ります。ここではオリジナル商品を工場に外注するケース(一般的なケース)を基準として解説します。

■商品の生産工場探し・相談・見積

商品企画書と名刺を持って「いくつか」工場を訪問、相談し、見積を出してもらいましょう。

また、一連の流れ、ロット数、つまり発注単位や、納期、見積金額、サンプルの修正回数・修理等の諸条件は事前にしっかり確認 しておきましょう。実際に工場で作っている製品サンプルも必ずいくつか確認しておきましょう。なぜなら、例えば同じ革の鞄工場でも、メンズ向けのバッグとレディース向けのバッグでは作り方が全然違う事があり、工場によってメンズが得意だけど、レディースは苦手など、得意不得意があるからです。

担当者の対応も工場選定の重要なポイントです。中には技術はあっても対応が不誠実な工場も存在する為、かならず複数の工場を訪問し、見積金額、諸条件、製造技術、対応など総合的に勘案して慎重に選定するようにしましょう。

■工場の選定・サンプル制作

工場が決まったら、量産に入る前にサンプルの制作を工場にしてもらいます。自分の商品企画・デザインの指示書は各工場により異なるので、工場の指示に従いましょう。多くの場合、イラストにして指示する事が多いと思いますが、もし、既製品で自分のイメージに近い商品があれば、持参して提出した方が、よりイメージに近いサンプルが出来上がると思います。ちなみに、イラストは下手でも相手に伝わりさえすれば全然大丈夫です。その際、生地や金具等の使用材料についても、イメージを具体化させておきましょう。

■サンプル修正

サンプルが上がってきたら、確認し修正して欲しい点がある場合は、修正を依頼しましょう。工場によりケースバイケースですが、2回~3回くらいまでなら追加費用なしで、修正に応じてくれるところが一般的かと思います。このあたりは事前に確認しておきましょう。

■製品製造・量産

サンプルの修正が終了すると、素材を調達し、本生産・量産に入ります。この段階に入ると、納品まで特にやる事は無くなるので、副資材等を準備しておきましょう。

■副資材の準備

副資材は、下げ札・注意書き等のアテンションカード・パッケージ・ショッパー・ブランドカード等の事です。専門の業者も存在しますが、コストが高くつくケースが多いので、納期までの間に自分で作成する事をおススメします。

自分で作成する場合、イラストレーターというソフトで各副資材のデータを作成し、プリントパック等のオンライン印刷サービスに発注すれば完成します。

その他副資材は、東京の場合は浅草橋にあるシモジマという店で各種揃える事が可能です。またストアエキスプレス等でネット注文して揃える事も可能です。

■価格決定

商品が納品され、副資材の準備が完了したら、最後に価格を決定します。

価格の決定は、マーケティング設計において選択する販路・チャネルにより決定方法が異なりますが、一般的には1個当たりの製造原価プラス副資材の合計金額を、原価率30%前後に設定するケースが多いです。つまり、1個あたりの製造原価プラス副資材の合計金額を÷0.3して販売価格(定価)を決定するという事になります。

※商品の企画・製造・価格決定サポートをご希望の方は、以下のリンク先ページをご参照ください。

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス4:
プロモーション(情報の発信)

アパレルブランドを立ち上げ、商品を製造したら情報を発信していく段階に入ります。ここでは、情報を発信して行く段階におけるアクションプランについて解説します。

■商品撮影・画像編集

オリジナル商品が納品されたら商品撮影と画像の編集を行いましょう。

商品撮影に関しては、その画像の使用用途(WEBサイト/ECサイト/フライヤー等)を考えながら撮影を行いましょう。画像の編集はフォトショップやイラストレーター等を利用すると様々な加工が可能です。

■WEBサイトの作成

商品撮影・画像編集が終わったらWEBサイトを作成して行きましょう。WEBサイト制作に関してはワードプレスやWIXn、ジンドゥーなどの無料作成サービスがあるので是非利用してみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、そんなに難しくはありません。慣れるまでに多少時間はかかるかもしれませんが、長期的にみれば自分でWEBサイトの作成や編集が出来るようになっておいた方が良いでしょう。

■ECサイトの作成

ECサイトもBaseやshopify、STORES等の無料サービスを検討しましょう。個人的にはshopifyでWEBサイト(ホームページ)とECサイト一体型のサイトを作成する事をおススメしています。

■SNS開設

WEBサイトやECサイトが完成したらSNSも開設しておきましょう。

■フライヤー作成

WEBサイト・ECサイト制作及び、SNS開設が完了したらフライヤーを作成しましょう。フライヤーとはチラシやブランドカード、パンフレットなどの販促物の事です。

こちらも名刺や副資材同様、イラストレーターやフォトショップなどのデザインソフトでデータを作成し、プリントパック等のオンライン印刷サービスで発注すれば1週間位で届きます。

デザイン業者に依頼するよりも、自分で作成した方が圧倒的にコストが安く抑えられるので、初期段階では自分で作成する事をおすすめします。

■デジタル広告(リスティング・ディスプレイ・SNSなど)

WEBサイトや、ECサイトを立ち上げただけでは、人が来ない山奥に店をオープンさせた状態に過ぎません。SNSやSEOなど無料の集客対策もありますが、一定の集客が見込めるまでにはかなりの時間を要します。したがってECサイトを立ち上げたら、 すぐに集客が可能なプロモーション施策(デジタル広告)をいくつかテスト して行きましょう。

デジタル広告には様々な種類がありますが、代表的なものとして、リスティングやディスプレイ広告、SNS広告などがあります。

※デジタル広告の詳細については以下のリンク先をご確認下さい。

※WEBサイト制作・ECサイト制作・プロモーションサポートをご希望の方は以下のリンクをご確認下さい。

アパレルブランドの立ち上げ・成長プロセス5:
販売実践(売上を拡大させる)

アパレルブランドの立ち上げ、製品を製造し、WEBサイト及びECサイトを立ち上げ、プロモーションの実施を行った後は販売の実践を通じて売上を拡大して行きます。アパレル事業の初期段階でブランドを効率的に成長させるには、オフラインの販売イベント施策とオンラインのECサイト施策をバランスよく実施させる事が重要です。

■催事・販売イベントへの出店

アパレルブランドの立ち上げ初期は、販売イベントに積極的に出店して行きましょう。なぜならWEBサイトやECサイトでは、定量的なデータ(年齢・性別・利用モバイル・地域など)を収集する事は出来ますが、定性的なデータ(顧客のファッション・具体的な趣味・嗜好・自分の商品の何が良かったかなど)はあまり収集出来ないためです。

したがって顧客の定性データを収集するには実際に販売イベントを通じて顧客と接点を持つ必要があります。ブランドの立上げ初期段階では、多角的な顧客情報(定性&定量情報)を収集する事は、売上を立てる事と同じくらい重要です。

EC販売だけで売上を立てて行きたい気持ちは分かりますが、最初のうちは販売イベントにも積極的に出店し、売上を立てながら、顧客像(ペルソナ像)を明確化に努めましょう。

※販売イベントの出店支援サービスをご希望の方は下記リンク先をご確認下さい。

■ECサイトの売上拡大

分析ツールで測定した顧客情報(定量情報)や、販売イベント等で収集した顧客情報(定性情報)を基準として、サイトの改善を繰り返します。こちらについては詳細を下記リンク先にて解説しておりますのでご参照下さいませ。

※ECサイトの立ち上げ・成長支援サービスをご希望の方は下記のリンクをご確認下さい。

■合同展示会への出展

アパレル販売イベントに出店し、ある程度売上が立てられるようになり、自分のアパレルブランドの顧客像を把握する事が出来るようになったらアパレル合同展示会への出展を検討しましょう。

合同展示会への出展は、ビジネスを大きく飛躍する可能性を秘めています。Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では、ある程度顧客像を把握し、自分のアパレルブランドや商品の魅せ方が確立した段階で出展する事を推奨しています。

展示会の種類や時期、出店の流れについては、以下のリンク先で解説しておりますので、ご参照下さい。

※合同展示会支援サービスをご希望の方は下記のリンクをご確認下さい。

まとめ

以上、アパレルブランドの具体的な立ち上げ方(具体的アクションプラン)について解説しました。

ここで解説した内容を忠実に実施出来れば、月商200万円程度までは成長出来ると思います。とはいえそこに至るプロセスにおいてやるべきタスクは膨大で、それなりの時間を要しますが、上記における解説を一つのロードマップとしてご利用下さいませ。

本解説が皆さまの夢の一助となれば幸いです。

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