小さなファッションブランドの広告戦略について解説

ファッションブランドを立ち上げたけど、広告方法がよく分からない、WEBサイトやECサイトをオープンしたけど集客が全然出来ていないとお悩みの方に向けて、予算の少ない起業間もないファッションブランドや、小さなファッションブランドが実施すべき広告戦略について解説します。

目次

■はじめに

・戦略とは

■小さなファッションブランドの広告その1:リスティング広告

■小さなファッションブランドの広告その2:ディスプレイ広告

小さなファッションブランドの広告その3:SNS広告

■小さなファッションブランドの広告その4:プレスリリース

■まとめ

はじめに

ファッションブランドを立ち上げたら、ファッション雑誌や、インフルエンサーなどに広告を依頼しようと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、これらの広告は、中堅~大ブランドが実施すべき手法であり、ファッションブランドを立ち上げたばかりの小さなブランドが実施すべき広告手法ではありません。

なぜならファッション雑誌などに、見開きで掲載されている広告は、雑誌の発行部数にもよりますが、100万円~200万円位の予算が無いと出来ません。また、実は特集記事の掲載などは、お金を払えば載せてもらえるケースが多いのですが、その掲載費用も、2,30万円位~の予算感になります。

さらにインフルエンサーへの広告依頼は、1フォロワーあたりおおよそ1円~5円程度で設定されている場合が多いです。つまりフォロワーが10万人の場合は予算感として、おおよそ10万円~50万円程度の予算が必要になります。(1投稿/1配信あたり)

世の中にはたくさんの広告手法がありますが、その多くは基本的に中~大手を対象とした広告がほとんどです。事業の成長には、事業の成長フェーズ(段階)に応じた戦略を立て、実行して行かなければ時間とコストに多額の無駄が生じ、成長の機会を失ってしまいますここでは、予算の少ない小さなブランドが実施すべき広告戦略について解説します。

■戦略とは

小さなファッションブランドの広告戦略について説明する前に、「戦略とは?」について解説したいと思います。戦略とは本来、軍事用語から来ており「無駄ないを省」し、効率的かつ効果的に戦に勝利する為の基本の方針や計画の事と理解すると分かりやすいと思います。

これはビジネスの世界でも同じです。ビジネスの世界における基本戦略は、無駄な時間やコスト(=戦い)を省略する為に立てるものと理解しておきましょう。

では、実際にビジネスにおける無駄な時間やコストを出来るだけ省略するには、具体的に何をすれば良いのか、それはまず「ターゲット」を明確にする事です。ビジネスにおける基本戦略はまずターゲットを明確にする事から始まります。そしてそのターゲットに対して具体的にどんな商品を販売するか、価格はいくらにするか、ターゲットが買いやすい販路はどこか、ターゲットにどうやって商品を知ってもらうか(広告)を考えるのです。事業を進めながらコロコロターゲットが変わってしまっては、その都度商品や価格や販路やアプローチ方法に修正が生じてしまいます、場合によってはまた1から全てを考え直さなければならないなんてケースも生じてしまうのです。

以上より、広告を打つ前に、まずは自分のファッションブランドの基本戦略としてターゲットを明確にしましょう!ターゲットを明確にしないまま、広告配信を行うと、ほとんどのケースで無駄な時間とコストが生じます。自分のファッションブランドは「誰に」対してアプローチ(広告)するのか、予算の少ない小さなファッションブランドこそ、事前に基本戦略を立てておく事は重要なのです。基本戦略は通常マーケティング設計の中で決定します。

小さなファッションブランドの広告その1:リスティング広告

リスティング広告とは、検索連動型広告とも言われ、グーグルなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した人に対して、自分のファッションブランドや商品を表示させるテキスト広告です。

例えば、軽い革のバッグが特徴の商品の場合は、「軽い 革バッグ」などでグーグル検索した人に対して自分の商品やファッションブランドに関する広告を表示させる事が出来ます。キーワードの選定によっては、購入意欲の高い層にピンポイントでアプローチ出来るので、数ある広告手法の中でも費用対効果の高い広告手法と言え、小さなファッションブランドは是非実施したい広告です。

料金形態については、基本的に1クリックいくらの課金形態(キーワードにより大きく異なるが50円~100円位が平均)となります。日ごとの上限予算(1日1,000円までなど)も設定する事ができ、低価格から実施する事が出来ます。まずは月3万円位から始めてみる事をおススメします。

リスティングには、媒体としてグーグルやyahoo!などがありますが、検索エンジンはスマホ・PC共にグーグルが圧倒的利用シェアを誇っている為、最初はグーグルのリスティングだけ実施しておけば十分です。グーグルのリスティング広告は、グーグルのアカウントさえあれば始められるので、小さなファッションブランドはまず、グーグルのリスティングから始めてみると良いでしょう。

小さなファッションブランドの広告その2:ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、画像や動画をメインとした広告です。様々なWEBサイトやアプリ上で自分のファッションブランドの画像や動画が表示されます。商品やブランドを画像や動画などのビジュアルで訴求する事が出来るので、テキストだけの場合に比べ、ユーザーの興味関心を高めやすいという特徴があります。

ディスプレイ広告にも代表的なものとしてグーグルとyahoo!の配信サービスありますが、こちらも上記同様、まずはグーグルから始めてみましょう。グーグルディスプレイ広告は、グーグルのディスプレイネットワークと呼ばれる巨大広告ネットワーク(youtubeや楽天、ビッグローブや様々なWEBサイト、アプリ)に配信する事ができ、配信先は200万以上あるとも言われています。

上記リスティングと比較すると、画像や動画などのビジュアルで訴求できるし、配信先も沢山あるからディスプレイ広告の方が良いのでは?と思われるかもしれません。

しかし、ディスプレイ広告は自分が狙っているターゲットゾーンよりも広い範囲で広告が表示されるという特徴があります。ディスプレイ広告では、ターゲットの年齢、性別、地域や様々な興味関心トピック・カテゴリ(Tシャツ・ドレス・バッグなど)を選択し、上記広告ネットワークの中から関連するWEBサイトやアプリ上に自分のファッションブランドの画像広告が表示されます。

年齢や性別はある程度絞り込んで表示させる事が出来ますが、選択した興味関心のカテゴリ(トピック)に関連するWEBサイトやアプリ上に表示されるので、自分のターゲットにピンポイントで広告を表示させる事が難しく、より広い範囲のユーザーに広告が表示されます。

より広いユーザーに広告が配信されると、当然興味関心のあまり高くないユーザーも自社のWEBサイトやECサイトに流入する為、初期段階のファッションブランドにおいては、お金をかけて自分のWEBサイトやECサイトに集客したが、あまり購入に繋がらないという事態が発生してしまう可能性があるのです。したがってディスプレイ広告の実施は以下の条件が整った段階から実施する事をお勧めします。

・ECサイトの購入率(CVR:購入件数÷訪問者数)が高い(見れば商品が欲しくなるようなサイト設計が出来ている)

・売上が増えて来たので、さらに売上を拡大する為に、より認知を拡大し、幅広い層にアプローチしたい

初期段階のファッションブランドにおいて上記リスティングは狭く深くアプローチする手法で、ディスプレイは広く浅くアプローチする手法として理解しておきましょう。当然商材によりケースバイケースですが、基本的には、まずリスティング対策を行った上で、ディスプレイ広告を実施する事をおススメします。

■小さなファッションブランドの広告その3:SNS広告

SNSは、TwitterやFacebook、Instagram、LINEなど様々な種類が存在しますが、初期段階のファッションブランドが実施すべきSNS広告はFacebook&Instagramをおススメします。

FacebookはInstagramを買収した為、Facebook&Instagram広告は、基本的にFacebookのビジネスアカウント上で諸々の初期設定を行ってから広告を配信します。Facebook&Instagram広告は上記ディスプレイ広告同様、画像や動画+テキストの形式で、地域や年齢、興味関心を自分で選択して配信します。配信面は基本的にFacebookとInstagram内(インスタのみも可能)で配信されます。

料金形態は基本的に上記リスティング同様、1回クリックされたらいくら(1クリック@数十円程度)の形態か、広告が1,000回表示されるごとにいくら(1000回表示あたり500円~1,000円位)などの課金形態があり、少額から配信が可能です。(1日数百円程度~)

また、Facebook&Instagram広告では膨大なユーザーデータから、「ある程度」ターゲット属性を絞り込んで画像(動画)を配信できます。年齢、性別、地域絞り込みから、「アクセサリー」「バッグ」「靴」などに興味関心が高い集団を選択する事も可能で、さらには特定のブランドが好きな集団(ルイヴィトンやグッチ、バーバリーなど)をも選択して配信する事が出来ます。

とすると、Facebook&Instagram広告は画像や動画などのビジュアルで訴求する事が出来、ターゲットもある程度絞り込む事が出来るので、最も効果的な広告なのでは?と思われるかもしれません。確かに効果的な広告手法の一つではありますが、Facebook&Instagram広告も、ディスプレイ広告同様に、自分が狙っているターゲットゾーンよりも 幅広い範囲(ユーザー)に広告が配信されます。

例えば「40代女性に軽量の本革トートバッグ」という単価の高い商品を販売したい時は、年齢や性別、地域はある程度正確に絞り込みを行う事が出来ますが、興味関心のカテゴリーなどは、「バッグ」や「ラグジュアリー商品」など大きな集団レベルでしか絞り込みが出来ません。また、絞り込み過ぎると画像や動画の配信がされずらくなってしまう事もあります。

つまり、Facebook&Instagram広告も、自分のファッションブランドのターゲットにピンポイントで配信する事は難しく、ターゲットが属するであろう比較的多きなセグメント(集団)に対して幅広く広告が配信されます。上記軽量の本革バッグの例で考えてみると、40代女性で「バッグ」が好きなセグメント(集団)に対して幅広く配信する為、軽量の本革トートバッグを探している40代女性にアプローチ出来る可能性がある一方で、バッグは好きだけど革のバッグは求めていない、トートバッグは好きじゃないというような、あまり興味関心の高くなさそうな人たちにも配信されてしまいます。

以上より、Facebook&Instagram広告は、ターゲットが属するであろう比較的大きな集団(セグメント)に対して幅広く広告を配信する手法であり、別の言い方をすると潜在層(情報を知れば興味関心を持ってくれる「かも」しれない層)に対するアプローチの為、自分のファッションブランドや商品の認知拡大目的の広告手法という事が出来ます。

小さなファッションブランドの広告その4:プレスリリース

小さなファッションブランドが実施すべき広告戦略として、最後にプレスリリース配信を紹介致します。

プレスリリースとは、新聞やテレビなどの報道機関に向けた情報発信の事を言います。プレスリリースは一般的には、企業が企業を取り巻く様々な人達(利害関係者)に対して自発的に情報を発信し、良好な関係を構築する為に行う無料の広報活動とされています。

しかし、小さなファッションブランドや会社においては、プレスリリース配信サービスを利用した売上拡大目的で行う有料の情報発信活動であるため、実質は広告活動であると言えます。Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では、プレスリリース配信サービスを利用した情報配信を広告活動と位置付けてサービスの紹介・レクチャーを行っています。

小さなファッションブランドでプレスリリース配信を行っているブランドはあまり多くないかもしれません。しかし、小さなファッションブランドこそプレスリリース配信サービスを通じてブランドや商品の情報を広く発信して行くべきです。

なぜなら小さなファッションブランドでも、広く世の中に情報を発信する事でテレビや雑誌などのメディアから取材が来る可能性もありますし、商品の特徴や情報の伝え方次第ではSNSでバズり(広く情報が拡散)、一夜にしてものすごい人数がWEBサイトやECサイトに殺到する可能性もある為です。

プレスリリース配信サービスとは、配信サービスを提供している会社のシステムを利用して、新聞や雑誌、テレビ、WEBメディアなどの媒体にブランドや商品に関する新情報を一気に発信出来るサービスです。有名なサービスとしては、 PRTIMES@Pressなどがあり、1配信あたり3万円が料金相場です。個人事業主でも利用可能なので、小さなファッションブランドは是非積極的に利用してみてましょう。

まとめ

小さなファッションブランドが実施すべき4つの広告について解説しました。これらの広告は1回行ったら終わりではありません。基本的に週や月単位で数字を集計・分析・改善を行い、少しづつ費用対効果を上げて行くものと理解しましょう。また商材と広告との相性もあるので、まずは少額からテストを行い、個々の商品に適した手法を選択して行きましょう!

まとめ

まずはリスティング広告とプレスリリース配信を中心に実施

次に認知拡大目的としてFacebook&Instagram広告の実施

最後に更なる認知拡大の為にディスプレイ広告を実施

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