アパレルブランド
立上げ時における
経営目標について解説

アパレルブランドを立ち上げたら、まずは明確な目標を設定しましょう。私の経験上、売れているアパレルブランドほど目標が明確で、売れていないブランドほど目標が曖昧です。

とはいえ、起業や事業立ち上げ経験が乏しい初期段階においては、なかなか適切な目標設定を行う事は困難でしょう。

ここでは、豊富なアパレル事業経験者が、アパレルブランドを立ち上げた時に設定すべき適切な目標設定について解説します。

アパレルブランド立上げ時における経営目標

■経営目標1:KGIとは

経営目標2:KPIとは

■(参考)重要成功思考について

■まとめ

アパレル事業初期の目標設定

経営目標1:KGIとは

KGIとは、Key Goal Indicatorの略で重要目標達成指標という意味です。ビジネスの現場ではよく使用されるワードです。KGIの目標値は、外部から資金を調達する段階や、従業員を雇う段階などでもよく使用するので現時点からしっかりと覚えておきましょう。

Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では、アパレルブランドの立ち上げ時におけるKGIを月商200万円程度に目標設定しており、このKGIを達成する事が出来た段階でブランドは次のステージへと成長すると考えています。

月商200万円の内訳についてですが、オンラインショップとオフラインの催事・イベント販売の双方においてバランスよく売上を立てる事が理想です。その理由は顧客ターゲット像を明確化し、効率的かつ効果的なビジネスを行う為 です。

長期的なスパンでみればオンラインショップでしっかり売上を獲得していく事の方が近年では重要ですが、オンラインショップでは、顧客の様々な数値データ、すなわち定量面(性別・年齢データなど) からのターゲットの明確化には適しておりますが、顧客のライフスタイル、ファッションのポイント、趣味趣向といった定性面の要素は判断しにくい傾向があります。一方で催事・販売イベントにおいては、顧客との接客を通じて定性面的な情報を入手しやすく、仮説ではない本当の顧客を分析しやすいという特徴があります。従ってオンラインとオフラインの施策をバランスよく実施し、本当の顧客を分析し、効率的かつ効果的なブランドの成長に繋げましょう。

またこの月商200万円程度という数字を達成できなかったとしても、年商は「最低」1,000万円以上 を目指しましょう。販売チャネルや利益率にもよりますが、この1000万という数字を下回ってしまうと本業としてのアパレルビジネスの継続が厳しくなってしまうケースが多いからです。

しかし、いきなり月200万円や、最低年商1,000万円という売上目標を設定しても、ハードルが高すぎて達成のイメージが湧きづらいと思います。そこでKGIを達成する為の前段として、 KPIを設定します。KPIは以下で詳しく説明しますが、アパレルブランド立上げ時における大目標がKGI 、そして中目標がKPIと理解しておきましょう。

経営目標2:KPIとは

2つ目の経営目標値としてKPIについて説明します。KPIはKey Performance Indicatorの略で、重要業績評価指標と呼ばれます。つまりKGIという大目標を達成する為に重要な中目標を意味します。

Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では、このKPIを日商10万円 に目標設定しています。なぜなら、私の経験上この日商10万円というKPI(目標)を達成する事が出来るレベルになれば、自分のアパレルブランドの活動の選択肢が増えるからです。このレベルになれば百貨店等への出店機会も増えるでしょうし、自分の顧客像がある程度明確化されているはずなので、効率的なプロモーションが可能になり、ネットショップの売上も伸びて行くはずです。

以上より、自分のアパレルブランドを立ち上げたらまずこの日商10万円というKPI(目標)を可能な限り早く達成する事に努め、その為に様々なアクションを行いましょう。繰り返しになりますが、自分のアパレルブランドを立ち上げたら、まずは1日の売上は10万円以上という認識を強く持つようにしましょう。

重要成功思考

これまでKGI(大目標)・KPI(中目標)について説明してきましたが、これらの数字を最短で達成する為には、ある重要な考え方に基づき行動する必要 があります。最短で結果を出す人たちはほとんどのケースで同じ考えに基づき行動しています。Product Brand Challenge(プロダクト・ブランド・チャレンジ)では、その思考を重要成功思考と表現しています。こちらは以下のリンクページで詳しく解説をしておりますので、そちらをご参照下さい。ここでは、簡単に説明します。

自分のアパレルブランドを最短で成長させる為の「重要成功思考」

■スピードを重視する

■アクションを増やす

■PDCAサイクルの高速回転

■自己責任・自己解決主義(=結果が出ない理由は全て自分にある、問題や不明点等は自分で出来るだけ解決するように努める)

まとめ

以上、アパレルブランド立上げ時の経営目標としてKGI(大目標)とKPI(中目標)について解説しました。適切な目標が設定されているか否かで、ブランドの成長スピードは大きく異なります。しっかりと目標を定め、最短・最速で自分のブランド成長に繋げましょう。

アパレルブランド立上げ時の経営目標まとめ

■KGI(大目標):月商200万円(最低年商1,000万円)

■KPI(中目標):日商10万円

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