アパレル事業を
成長させる為の
重要な思考方法
について解説

アパレル事業を成長させるには、正しい思考に基づき、様々なアクションを行わなければなりません。事業成長の為の重要な考え方は沢山ありますが、私の経験上、特に重要と考える思考方法について解説します。

アパレル事業を成長させる為の重要な思考方法

■事業成長の為の重要思考その1:スピードを重視する

事業成長の為の重要思考その2:アクションを増やす

事業成長の為の重要思考その3:PDCAサイクルの高速回転

事業成長の為の重要思考その4:自己責任主義

事業成長の為の重要思考その5:自己解決主義

■まとめ

アパレル事業の成長させる為の重要思考

事業成長の為の重要思考その1:スピードを重視する

アパレル事業を成長させる為の重要思考として、まずスピードを重視しましょう。スピードが遅いとその分コスト(自分の給料や事務所費等)が無駄に発生し、事業の成長を大きく阻害してしまいます。

このスピード重視思考は完璧主義を捨てるという考えとほぼ同義 となります。例えば自分で納得できる完璧な商品が出来るまで販売を開始しない人がよくいますが、アパレル事業立ち上げ時において、このような考えで活動しても中々結果に繋がりません。

ただし、これは商品の企画・開発・製造のプロセスを軽視して良いという意味ではありません。商品の企画・開発・製造のプロセスは当然しっかりと行うべきですが、そこに時間をかけ「過ぎる」のが良くないという意味です。

アパレルブランドを立ち上げたばかりの頃は、設定したターゲットと実際の顧客はピッタリと一致していない事の方が多く、ほとんどのケースで商品の改善が求められます。であるならば、仮定のターゲットに対してどのような商品を創るか考える事に時間を費やすよりも、実際に商品を購入してくれた顧客像に関する情報を収集し、顧客像を明確化した上で商品をアップデートしていく事に時間を費やした方が効率的かつ効果です。

自分のアパレルブランドを立ち上げ、短期間で結果を出す人達は、商品の企画は当然しっかりと考えていますし、売る事を考えていますが、同時にブランド初期の商品はテスト商品的な感覚も持ち合わせています。そして顧客との接点を通じてより良い商品にして行く事が重要と考えているのです。

別の例を挙げると、ブランドのホームページを制作する際などにも、色々なこだわりを持って完璧なWEBサイトを完成させようと膨大な時間を費やすパターンを非常によく目にしますが、ホームページは公開してからがスタートです。ほとんどのケースでは、仮にすごくカッコ良いサイトが出来上がったとしても、それ「だけ」では売上は伸びません。様々なツールを使用して様々なデータを分析し、何度も改善活動を行っていく中で少しづつ売上が伸びて行くのです。

つまり、事業を立ち上げた直後は様々な事項に対して完璧主義に陥りがちになり、結果として事業のスピードが遅くなっているケースが非常に多いのです。覚悟を決め、様々なリスクを背負って事業を立ち上げたのだから、色々と時間をかけてこだわりたい気持ちはよくわかります。しかし、事業を立ち上げて間もない段階では、商品にしてもホームページにしても作ってからがスタートであり、スタートした後のアクション(改善活動)が売上やブランドの成長を大きく左右します。

以上より、アパレル事業立ち上げたら、とにかく何事においてもスピードを意識して行動するようにしましょう。

事業成長の為の重要思考その2:アクションを増やす

アパレル事業を成長させる為の重要思考として、アクション(行動)を増やす事も非常に重要 です。

これまで多くのアパレル事業の立ち上げに関わって来ましたが、事業立ち上げ直後は出来るだけ効率的に成長させたいという願望からか、「明確に結果に繋がりそうなアクションしか実施しない事業者」が非常に多いです。

販売イベントの例を挙げると、ある新規ブランドAは自分のブランドの客層にぴったり合致した販売イベント「だけ」を狙って出店していました。ところが自分のブランドの客層にぴったり合った販売イベントなど年に1~2回しか無く、結果として事業を継続するに足りる売上が上がらず、慌てて様々なイベントに出店するも、それまで顧客との接点があまり無く、顧客視点での商品を作っていなかった為、どのイベントに出ても売上が立たず、事業形態の変更を余儀なくされていました。

その一方で、ある新規ブランドBは、自分のブランドの客層に合うかにこだわらず、ある程度人が集まりそうな販売イベントにはとにかく積極的に出店を続けていました。最初の頃は売れない日々が続いていましたが、顧客とのコミュニケーションを通じて商品の改善を繰り返した結果、約1年足らずでどのイベントに出店してもある程度の売上を立てられるまでに成長していました。

もちろんケースバイケースではありますが、私の経験上、事業立ち上げの初期段階においてはアクション数の多いブランドはほとんどが成長しています。アクションの数とブランド成長の可能性は比例すると言っても過言ではありません。

以上より、事業立ち上げ間もない経験の乏しい段階で、アクション数を絞る事は非常に危険です。アクション数の減少は、その分顧客とのコミュニケーションの時間が減り、商品改善のチャンスを失い、結果としてブランドの成長の機会さえも失われているのです。ブランド立上げの初期段階においては、とにかくアクション数を増やして事業経験を積みましょう。

事業成長の為の重要思考その3:PDCAサイクルの高速回転

上記より、スピードを重視し、アクション数を増やす事がアパレル事業の成長に重要である旨説明しました。しかし、アクションを実施する「だけ」ではまだ不十分です。より効率的にアパレル事業の成長に繋げるには、PDCAサイクルを高速回転 させる事も重要です。

PDCAサイクルとは、PLAN・DO・CHECK・ACTIONの頭文字から取った用語で、事前計画を立て、実行し、結果のチェック・検証を行い、改善点を見つけて次のアクションに繋げるという考え方です。

こちらも販売イベントを例にすると、イベントの販売計画を立て(商品の選択/在庫数の決定/ディスプレイ方法/集客方法など)、イベントを実施を通じて、購入客の特徴や嗜好、商品やディスプレイから接客方法に至るまで様々な改善点を見出し、次の販売イベントに繋げます。

一見ただ面倒くさいだけのように感じますが、このような地道で面倒くさい作業こそブランドを大きく成長させるのです。アクションを増やすと同時に一つ一つのPDCAサイクルをしっかり回すようにしましょう!

事業成長の為の重要思考その4:自己責任主義

自己責任主義とは結果が出ない理由を全て自分という内部から探そうとする姿勢 の事です。

こちらも販売イベントで例を挙げると、結果の出せないブランドは売上が立たない理由を客層が悪いだとか、人が少ないとか外部の環境のせいにしがちです。

一方結果が出すブランドは多くの場合、どの場所に出店してもある程度の結果を残します。なぜなら客層のマッチ率が低そうであったり、人通りが少ない可能性とがあるならば、自らプロモーションを行い自ら集客する対策を事前に行うからです。こういったブランドは想定する売上に達しなかった場合は自分の販売戦略の何が悪かったのかを考え、不足ポイントを見つけ出し、次回以降改善するというプロセスをひたすら繰り返しているからです。

以上より、思うように事業成長が出来ていない場合、その原因は全て自分にあると考え、これまでの活動の中で自分の何が悪かったのかをしっかり考える習慣を身につけましょう。

事業成長の為の重要思考その5:自己解決主義

最後に自己解決主義について説明します。こちらは分からない事や判断に迷う事態が生じた時に、自分で調べて、解決するクセをつける という事です。

もちろん、アパレル事業を立ち上げた後はスピードが勝負ですから、事業経験者から教えてもらう事も重要です。しかし、事業は継続する限り、日々様々な意思決定を行っていかなければなりません。

自分の分からない事や判断に迷う事を「すべて」他人に相談していてはビジネススピードの低下やアクション数の減少に繋がってしまいます。

以上より、事業経験の乏しいうちは、経験者をうまく利用し適切なアドバイスをもらう事も重要ですが、同時に少しづつ自分で問題を解決できる能力も磨いて行きましょう。

まとめ

アパレル事業を成長させる為の重要思考について解説しました。事業を成長させる為の重要な考えは沢山ありますが、その中でも特に重要と思われる事項を説明しています。

事業を最短・最速で成長させるには、正しい考え方に基づき様々なアクションを実施する必要があります。この解説が皆さまのアパレル事業成長の一助となれば幸いです。

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