WEBサイト制作は自分で行うべきか外注するべきか

WEBサイト制作を自分で行うべきか、外注するべきかについては、事業の成長ステージや経営環境により、意思決定は変わってきます。

ここでは、創業間もない小規模アパレルブランドが悩みがちなWEBサイト制作を自分で作るべきか、外注するべきかの意思決定について解説します。

■はじめに

■WEB制作を外注するメリット

■WEB制作を外注するデメリット

■WEB制作を自分で行うメリット

■WEB制作を自分で行うデメリット

■結論

アパレルブランドは世界観が大事だからプロに外注してカッコ良いサイトを作成してもらいたい、自分でWEBサイトを制作したいけど、全く知識やスキルが無いのでプロに外注せざるを得ないとお考えになっている方は多いと思います。

ここでは、創業間もないアパレルブランドが、WEBサイトを制作する際における自製か外注かの意思決定についてそれぞれのメリット・デメリットを踏まえ、様々な要素を総合的に勘案した上での結論について解説します。ひとつの参考意見としてご理解下さい。

それでは、まずWEBサイト制作をサイト制作会社に外注する場合のメリットについて解説します。

①クオリティが高いwebサイトが出来る

当然ですが、WEBサイト制作会社はWEBサイト制作に関する多様なノウハウを持っており、デザイン面から機能面に至るまで全体的にクオリティの高いwebサイトを制作してくれます。さらに、最新のトレンドや技術を取り入れて作成してくれる事もあり、通常のwebサイトとは一味違う個性的なサイトに仕上げてくれる事もあります。

②自分のイメージに近いwebサイトが出来上がる

費用を考慮しなければ、基本的には自分の理想に近いwebサイトに仕上げてくれます。どうしても自分の理想とするこだわりの強いWEBサイトを作りたい場合、多くの場合自分で制作する事は非常に困難なので、制作会社に外注した方が良いと言えます。

③WEBサイト制作完成後のメンテナンスや運用についても依頼出来る

WEBサイト制作会社は通常、webサイトを完成させるだけでは無く、完成後のセキュリティ・更新・メンテナンスや運用まで任せられるので、webサイト構築・運用を丸ごと依頼する事が出来ます。何かトラブルが発生した際にも対処してくれる場合が多いので、webサイト運営全般を安心して任せる事が出来ます。

次にWEBサイト制作をサイト制作会社に外注する場合のデメリットについては以下の通りです。

①コストが高い

まず、webサイト制作を外注する場合の最大のデメリットはコストの高さです。小規模事業者向けのサイト制作会社でも安くても20万円以上 のコストが必要になります。諸々のオプションを追加すると数十万円は当たり前にかかってきます。また、サイトのメンテナンス・運用コストなども3万円～5万円（月々）程度は発生します。したがって創業間もない小規模アパレルブランドにとっては かなりのコスト負担となるでしょう。

②自分のタイミングでWEBサイトの更新が出来ない

例えば、販売イベントへの出店が決まった場合に、自社のwebサイト上で告知をしたい時はWEBサイト制作会社にWEBサイトの更新依頼をかける事になります。自分でサイト制作を行っている場合、この程度の更新作業であれば数十秒程度で終わりますが、サイトの更新作業を外注している場合、その制作会社の担当者の稼働状況により更新作業が遅くなる事があります。（簡単な更新作業にも数日かかる場合がある）

③簡単にリニューアル出来ない

創業間もないアパレルブランドが成長して行く過程で、商品数はどんどん増えて行きます。商品ラインナップなどが揃ってくるとサイト全体のリニューアル作業が必要になるケースが多いですが、サイトのリニューアルにもまた多額のコストが発生する為、簡単にサイトのリニューアル作業が行えません。

また、アパレルブランドの初期段階においては、WEBサイトを成長させる為に様々な分析ツールを使用し、データを分析し、WEBサイト改善の為に様々なテストを行う事が非常に重要であり、そのテストの過程においてWEBサイト全体を大きく変更しなければならないケースもあります。しかし上記のように、WEBサイト全体の大きな変更はその分コストが発生する為、改善した方が良いが、コスト面から大幅な改善が出来ないというケースがしばしば発生してしまう事も大きなデメリットと言えます。

それでは、次にWEBサイト制作を自分で行う場合のメリットについて解説して行きます。

ここでは、WordPress等のCMS（コンテンツマネジメントシステム/簡易的にWEBサイトが作成出来るシステム）を利用して自分でWEBサイトを制作する場合におけるメリット・デメリットについて解説します。

まず、自分でWEBサイトを制作する場合のメリットについては、以下の通りです。

①コストが安い

WordPress等のCMSサービスを利用して自分でWEBサイト制作を行う場合、WEBサイト制作にかかる費用は

・独自ドメイン（ブランド名の入ったURLの登録）の取得：概ね1,000円～2,000円程度/年

・レンタルサーバー代：月1,000～2,000円程度

位です。サイトのクオリティを上げる為に有料のデザインテンプレートを購入したとしても+20,000円程度なので、外注する場合と比較すると圧倒的にコストを抑える事が出来ます。

②自分のタイミングでWEBサイトを更新する事が出来る

WordPress等のCMSサービスを利用した場合、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単に、自分の好きなタイミングでサイトを更新・改善する事が出来ます。

③分析データに基づき、適時適切にWEBサイトの改善が可能

例えばWEBサイトとECサイトを一体型のサイトとして構築・運営している場合、様々な分析ツールを使用し、データを収集、分析して自社のサイトを頻繁に改善・更新する事で売上が伸びて行きます。

WEBサイト制作を外注した場合は、上記デメリットで説明した通り、頻繁にサイトの改善・更新を行いにくいという特徴がありましたが、自分でWEBサイトを構築・運営している場合には適時・適切にWEBサイトの改善が可能です。

この場合、短いスパン（週ごとなど）で様々なテストや改善活動を行い、データを分析、そして更なる改善活動を行うというサイクルを繰り返す事でWEBサイト（ECサイト）は少しづつ確実に成長して行きます。

それでは、最後にWEBサイト制作を自分で行う場合のデメリットについて解説します。

①その都度調べながらサイトの構築や運営を行うので、時間がかかる

WordPress等のCMSサービスを利用した場合、比較的簡単にWEBサイトを制作する事が出来ますが、初期設定や、システムの使い方等、慣れるまではそれなりの時間が必要 となります。

ただ、WordPress等のCMSサービスは、日本でも広く普及しており、数多くのWEBサイトがWordPressを利用して制作されているため、知りたい事や分からない事は、「ほぼ」すべてネットで調べれば解決する事が出来ます。

②自分の理想通りのWEBサイトは作れない場合が多い

WordPress等のCMSサービスには、複数のデザインテンプレート（無料or有料）の中から、自分のイメージに近いデザインテンプレートを選択してWEBサイトを制作 します。その為、あらかじめ決められている「デザインの型」の中で、WEBサイトを制作する事になるので、自分の100%理想とするWEBデザインにはならないケースが多いです。

しかし、有料の物も含めればかなりの数のデザインテンプレートがある為、自分の理想に「近い」デザインテンプレートは見つかると思います。

③トラブル・エラー等にも自分で対処する

ワードプレス等の無料のCMSサービスを利用してWEBサイト制作を自分で行う場合、システムの更新等によるトラブルやエラーについて自分で調査し、改善させなければなりません。 ただ、こちらも大体のケースはネット検索すれば解決できると思います。最初は少しテンパりますが、徐々にトラブルの発生原因について目星がつけられるようになって来るので、そんなに恐れる事はありません。

また、有料のCMSサービス（shopifyなど）では、サポート窓口が設けられており（メールサポートなど）、何かしらのトラブルが発生した際に問い合わせる事が出来ます。

以上より、創業間もない小規模アパレルブランドはWEBサイト制作を自分で作るべきか、外注すべきかの意思決定について双方のメリットとデメリットについて解説して来ました。

結論は以下の通りです。

1.ブランド立上げの準備から成長をオールインワンサポート

2.必要な知識とスキルを選択して身に着ける事が可能

3.経験豊富な経験者による直接個別指導

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